タキ４２００形の形式解説

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▲タキ４１５０形
▼タキ４６００形

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［解説］

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▲形式編３
▼形式編５

●積荷
●構造

■入口

【概要】
　タキ４２００形は３５トン積カセイソーダ液専用車で、同専用種別・同荷重ではタキ４１００初代形に次ぐ二番目の形式であった。先行形式はタキ２６００・２８００形３０トン車で、これ等の拡大版である。
　後継形式はタンク材質を耐候性高張力鋼に変更して軽量化したタキ７７５０形で、荷重は同じ３５トンである。

【車歴】
　昭和３１〜４８年に４２００〜４２９９，１４２００〜１４２９９，２４２００〜２４２５０の２５１両が製作された。このうちタキ４２０３，１４２９８，１４２９９，２４２３４，２４２３５，２４２４５〜２４２４８の９両は他形式からの改造車である。
　製造所は川崎・汽車・協三・近畿・造機・東急・新潟・日車（支店・本店）・日立・富士車・富士重・三菱と多岐に亘るが、協三・近畿・東急・造機は少数で希少である。
　なおタキ１４２３４等の７両は専用種別が塩化カルシウム液に変更された。

【外観と構造】
　設計比重は１．３５〜１．５・タンク容積は２３．３〜２５．０ｍ^３である。
　タンク材質は普通鋼で、内面は大半はゴムライニングされているが、北海道曹達向など一部に鉄肌・耐食（エポキシ）塗装などがある。
　タンク形態はドーム付の直円筒形だが、ドームレスの車両がごく少数ある。
　タンク寸法は直径１，８４０〜２，０５０ｍｍだが、晩年は大半が１，９００ｍｍで、日車支店と汽車は１，８５０ｍｍであった。長さは８，５００〜９，４００ｍｍでまちまちであった。
　外周には厚さ２５〜１００ｍｍの各種断熱材（大半は厚さ５０ｍｍのグラスウール）と薄鋼板からなる保温キセがあり、一部にジャケット式の温水加熱管を持つものがある。
　タンク受台は帯金方式たが、晩年に製作されたものは押え金方式である（下表参照）。

【荷役方式】
　腐食性積荷のため空気加圧による上出し方式で、殆どの車両は液出管と空気管がＳ字管により車体側面に導かれている。

【下回り】
　台枠はすべて平形である。
　ブレーキ装置は下表参照。

　台車はタキ２４２４９，２４２５０がＴＲ４１Ｅ−１３であった他はＴＲ４１Ｃだが、後者は一部を除き、第二次台車改造でＴＲ４１ＤＳ−１３に改造された。

　
タキ４２０１　　　　　　　　　　　　　　　　　タキ４２０７

　
タキ４２１８　　　　　　　　　　　　　　タキ４２４８

　
タキ４２７３　　　　　　　　　　　　　　タキ１４２０６

　
タキ１４２０８　　　　　　　　　　　　　　　　タキ１４２２６

　
タキ１４２２７　　　　　　　　　　　　　　　　タキ１４２４０

　
タキ１４２７８　　　　　　　　　　　　　　　　タキ１４２８６　
タキ１４２８９　　　　　　　　　　　　　タキ２４２２４

　
タキ２４２３６　　　　　　　　　　　　　　　　タキ２４２４０

タキ２４２４７