|
タキ4200形4201 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ4200形35トン積カセイソーダ専用車の初期製作車は、何故かタキ2600形と併行・前後して製作された。本形式の大口ユーザーである日本曹達もその例外ではなく、タキ2600形の狭間に落ち込んだ初期ロットがある。 タキ4201は4202と共に、本形式の第2ロットとして昭和32年4月日車支店で誕生した。タキ2600形の2693,2694と同日の製作であったが、その後暫くはタキ2600形が増備が続き、同社所有の日車製タキ4200形量産は、昭和42年まで間が開くことになる。 設計比重は1.48・タンク容積は23.7m3であった。 |
タンク体は普通鋼製で内面は厚さ3mmのゴムでライニングされ、板厚は胴板9mm・鏡板12mm、寸法は直径1,840mm・長さ9,310mmであった。日車支店製は他社製に比べ細身のタンク体が特徴だが、これはタキ2600形との競作されたことが原因だ。タンク周囲には厚さ50mmのイソフレックスと薄鋼板からなる保温キセがあった。 落成時の所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木であった。昭和55年10月に京葉臨海鉄道の甲子駅に移動した。僚車であるタキ4202は平成元年に廃車となったが、本車は昭和59年12月に日本石油輸送KKに移籍し、平成5年9月まで生き延びている。 |
|
【第286週】060219作成R4A、070602リンク変更、070712R4A2、081119R4BY。 |
【写真286】 タキ4200形4201 昭和50年3月8日 周防富田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第33巻に「P01926」として収録されています。