|
タキ4200形4273 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
カマボコ形のキセと言えば日車製の専売特許のように思えるが、実は富士重製にもあった。 タキ4273は昭和39年5月富士重製で、タキ4268〜4283からなる16両ロットの一員であった。一年前に同一所有者が同一メーカーで製作したタキ12861〜12878がカマボコキセを装備しており、このロットのタンク体を一回り大型化し、荷重を5トン増にしたものと言える。 設計比重は1.45・タンク容積は24.2m3で、三井物産の車両としては標準値である。 |
を用いたカマボコ形の保温キセを有していた。なお前作であるタキ12861〜12878とタンク寸法を比較すると、直径は50mm、長さは約550mmづつ大きい。 落成時の所有者は三井物産KK・常備駅は黒井であった。昭和46年3月に奥野谷浜駅に移動、昭和49年12月には信越化学工業KKに移籍した。昭和55年9月〜58年12月の間は日本陸運産業KK・浜五井駅となった。信越に戻ってからは昭和60年1月に黒井駅常備に戻り、平成8年5月に廃車となった。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和39年5月 製造所 富士重 設計比重 1.45 タンク容積 24.2m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク内面 エトン#2100塗装 タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm タンク直径 1,900mm タンク長さ 8,860mm 熱絶縁 厚さ50mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,900mm BC間距離 6,600mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真358】 タキ4200形4273 昭和49年3月25日 越中島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第7巻に「P00365」として収録されています。