吉岡心平のマーク

タキ4200形24224

私有貨車

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タキ4150形
タキ4600形

 番号
解説

タキ24217初代
タキ24236

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第175週
第177週

積荷
●構造

入口


 タンク車の進歩での大イベントの一つに耐候性高張力鋼の適用がある。濃硫酸のように荷重増が実現した積荷には急速に採用されたが、カセイソーダ液のように同一荷重で推移したものは、移行が漸進的だった。このため暫くの間、タキ4200形と7750形とは、並行して製作されることになったのである。

 タキ24224は昭和44年3月汽車東京で、18〜25の8両ロットとして製作された。タキ5750形では精力的に耐候性高張力鋼を採用した同社だが、カセイソーダ液では普通鋼を愛用し、結局タキ7750形は一両も製作することなく終わった。
 設計比重は1.5と大きく、タンク容積23.3mと小型である。タンク体は普通鋼製で、内面には厚さ3mmのゴムライニングが施され、寸法は直径は1,850mm・長さは9,050mmと、直径が

他社製より50mm細く、その分だけ長さが長い。タンク周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。
 一方、長目のタンク体に組合わされる台枠は、長さは9,800mm・BC間距離は6,500mmと、他社製よりむしろ短い。写真で判るように、タンク体のオーバーハングが長いのは、これが理由であある。ブレーキは積空+両側、台車はTR41Cだったが第二次改造でTR41DSとなった。

 落成時の所有者は旭電化工業KK・常備駅は須賀であったが、鹿島臨海地区への展開により昭和45年12月に知手駅に移動した。なお、一時期は王子に居たようである。平成元年5月に関西化成品輸送KKに移籍し安治川口駅常備となったが、同年9月に日産化学工業KK所有・速星駅常備となり、現在に至る。


タキ4200形24224の写真

【写真176】 タキ4200形24224 昭和49年3月5日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第26巻に「P01537」として収録されています。


【第176週】040111作成R4、050403R4A、071013R4A2、090317R4BY、130921R4C。