吉岡心平のマーク

タキ4200形24236

私有貨車

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タキ4150形
タキ4600形

 番号
解説

タキ24224
タキ24240

 ページ
索引

特別編268
特別編270

積荷
●構造

入口


 タキ4200形は既にいくつか取り上げたが、今回は珍しいメーカーで作られた車両を紹介する。

 福島市にある協三工業は、国鉄貨車の他にも少数だが私有貨車も製作した。ここに取り上げたタキ24236は昭和44年7月の製作で、24237も同一ロットだが落成は8月となっている。

 外観・構造は、当時製作された富士重製(例として写真2にタキ24229を示す)に酷似している。設計比重は1.45、タンク体は普通鋼製で、内面には厚さ3mmのゴムライニングが施されていた。寸法は直径は1,900mm・長さは8,920mm

で、これらの数字はタキ24229と全く同一である。外観的には、タンク踏板周辺の作りが、少し異なっているようだ。
 台枠は通常の平台枠で、長さは9,900mm・BC間距離6,900mmと、これまたタキ24229と同一である。ブレーキ装置は両側+積空、台車はTR41Cから第二次台車改造でTR41DS−13に改造されている。

 所有者は保土ヶ谷化学工業KK・常備駅は郡山であった。晩年は呉羽化学錦工場からの出荷となり、勿来駅を基地として活躍していたが、鉄道輸送中止に伴い平成13年9月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和44年7月
製造所   協三工業
設計比重 1.45
タンク容積 24.1m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有
タンク材質 普通鋼
タンク内面 厚さ3mmゴムライニング
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,900mm
タンク長さ 8,920mm
熱絶縁   厚さ50mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      9,900mm
BC間距離  6,900mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C→TR41DS形
         (第二次台車改造)

タキ4200形24236の写真

【写真1269の1】 タキ4200形24236 昭和54年5月22日 郡山駅にて P:吉岡心平

タキ4200形24229の写真

【写真1269の2】 タキ4200形24229 昭和63年1月4日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編269】020911作成、040910R4、050403R4A、070711R4A2、090317R4BY、100416R4B、131003諸元追加+R4C。