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タキ4200形24240 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
昭和44年、既にタキ7750形が量産されていたのに、北海道曹達では相変わらずタキ4200形を増備した。何故だろうか? タキ24240は24238〜40の3両ロットとして、昭和44年10月に日車本店で製作された。種明しをすれば、同社のカセイソーダ専用車のタンク体は伝統的に鉄地肌だったためである。タキ7750形では耐候性高張力鋼が直接カセイソーダに接するため、それを嫌った為だろう。なお30トン積カセイソーダ液専用車では、ゴムライニングの有無で形式が別けられたが、35トン車ではタキ4200形に一括されていたことを付記しておく。 |
外観的には古さと新しさが共存した不思議な設計で、在来車そのままのドーム付のタンク体や長目の台枠に、近代的なタンク受台や両側ブレーキを追加している。タンク踏板は降雪地らしく金網製で、タンク手摺廻りの作りは富士車や三菱製と良く似ている。台車は写真ではTR41Cだが、その後の第二次台車改造でTR41DSに改造された。 所有者は北海道曹達KK・常備駅は幌別であった。プラントの移転で昭和57年11月には港北駅常備となった。晩年は使用頻度も減少し、新苫小牧のヤードに留置されていたが、平成10年4月の鉄道輸送廃止で3両揃って廃車となった。 |
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【写真94の1】 タキ4200形24240 昭和49年7月26日 幌別駅にて P:吉岡心平
【写真94の2】 タキ4200形24240 昭和49年7月26日 幌別駅にて P:吉岡心平