吉岡心平のマーク

タキ4150形4150

私有貨車

 形式
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タキ4100二代形
タキ4200形

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ロット表


 ページ
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特別編777
特別編779

積荷
●構造

入口


 今回はタキ6900形アクリルニトリル専用車の転用改造車だが、種車のタンク体をそのまま流用したため、容積の関係から33トンと半端な荷重となっり、新たに形式が起こされたベンゾール専用車を取り上げる。

 タキ4150は昭和42年4月若松車両で、タキ6900形6913を改造した。当時タキ6900形は大量に余剰車を抱えており、本形式の他にもタキ6500・10300・10350などの形式に改造されている。

 種車のタンク容積は37.5mで、設計比重が0.81から0.85に変更されたため、荷重は33トンとなった。

 タンク体は種車のものをそのまま使用し、材質は普通鋼で内面はザップコート塗装、寸法は直径2,050mm・長さは11,600mmであった。
 荷役装置は種車の上出し方式の配管・弁装置を全て撤去し、下出し方式の吐出管を新設した。種車の面影は大形のタンク踏板と変った構造の手摺だけである。
 台枠以下も種車のままで、平形の台枠は長さ12,400mm・BC間距離9,100mm、ブレーキはKC254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎であった。社名は昭和63年5月に三菱化成KKに変り、平成元年10月に廃車となった。


●類似形式 タキ6500形6508   タキ6906の改造車で昭和40年三菱改造。

        タキ10300形10301 タキ6908の改造車で昭和43年三菱改造。

        タキ10350形10350 タキ6911の改造車で昭和43年三菱改造。


タキ4150形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
4150 S4204▲ 若松車両 タキ6900 6913 三菱化成工業KK

タキ4150形4150の写真

【写真1778】 タキ4150形4150 撮影日不明 黒崎駅にて P:梶山正文

【梶山さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編778】070505作成R4A、070602R4A2、080202ロット表R3、080923R4BY、140208R4C。