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タキ4200形24247 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ24240 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
栄枯盛衰は貨車の習いとか。今回はリストラを華麗な変身で乗り切ったクルマを取り上げる。 タキ24247は昭和45年12月に川崎でタキ6900形6931から改造された。種車は30トン積アクリルニトリル専用車であったが、当時大量の余剰車が発生していた。このため昭和43年8月から8両が、3ロットに別けてタキ4200形に改造されたのである。 改造は大規模で、タンク受台より上は全て新製である。タンク体は普通鋼製で内面をゴムライニングされ、周囲には保温用キセを装備していた。 |
台枠以下は種車のもの3部分に分割し、長さを短縮した。この辺りの工作は、鉄道模型のテクニックと何ら変わらない。タンク受台は押え金式に変更されたが、台枠幅が狭かったため押え金部分にだけ張り出しを追加した。台車は写真では種車譲りのTR41Cたが、その後第二次台車改造でTR41DSに改造されている。 落成時の所有者は旭化成工業KK・常備駅は富士であった。昭和49年12月には南延岡駅に異動した。旭化成のカセイソーダ輸送の最後まで使用されたが、平成10年10月の輸送廃止に伴い廃車となった。 |
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【写真82】 タキ4200形24247 昭和50年8月4日 宮崎駅にて P:吉岡心平