吉岡心平のマーク

タキ4200形14227

私有貨車

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タキ4150形
タキ4600形

 番号
解説

タキ14226
タキ14228

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第337週
第339週

積荷
●構造

入口


 今回はかつて第五商事が所有した、カセイソーダ液専用車を取り上げよう。

 タキ14227は14226と一緒に、昭和41年12月富士重で製作された。

 当初の設計比重は1.5と高めで、タンク容積は23.4mと小さい。
 タンク体は普通鋼製で、内面は厚さ3mmのゴムでライニングされ、寸法は直径1,900mm・長さ8,650mmで、長さがやや短い他は本形式として普通である。また周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材を用いた保温キセを装備していた。

 台枠は平形で長さ9,900mm・BC間距離は6,600mmであった。ブレーキはKSD203−254形積空+片側で、タキ14226の解説で述べたように本形式で初めて片側を採用したため、ブレーキ手摺の形が変わったものとなっている。台車は落成時のTR41Cから第二次台車改造でTR41DSとなった。

 落成時の所有者は日産化学工業KK・常備駅は須賀で、後者は昭和45年6月に甲子駅に移動した。昭和46年6月に化成品商社の第五商事KKに移籍し、常備駅も鶴見川口となった。昭和55年5月に廃車となった。


タキ4200形14227の写真

【写真338】 タキ4200形14227 昭和50年5月11日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01273」として収録されています。


【第338週】070218作成R4A、070311撮影日付修正、071112R4A2、081123R4BY、131224R4C。