吉岡心平のマーク

二硫化炭素専用車のガイド

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●積荷
●構造

入口


■タ
●タ1500形 12トン積

ロット表
 我国初めての二硫化炭素専用車。諸外国と比べても早い方だった。
 大正14〜昭和7年に1500〜1507の8ロット8両が新潟・汽車で製作された。
1501
S0412新潟製で日本硫黄KK向。異様なスタイルのトップナンバーと異なり、おとなしい外観となった。

●タ1600形 10トン積
ロット表
 タ1500形のダウンサイズ版でユーザーの好みにより作り別けられた。
 昭和4〜31年に1600〜1604の4ロット5両が新潟・汽車・造機で製作(うち3両は他形式からの改造)された。
1600
昭和4年12月新潟製で福井二硫化炭素会社向。先に作られていたタ1500形を小型化したもの。

■タム
●タム200形 15トン積

 戦前〜昭和20年代の標準形式。
220
S1006新潟製で東洋硫黄工業KK向。初期の車両でドームが偏っている。
231
S3112日車支店製で興国人絹パルプKK向。欠番を戦後製で埋めた。
246
S1108新潟製で浦野硫炭合名会社向。タム220と似ている。
275
S1503新潟製で旭化学工業KK向。戦前製の最終番号車。
279
S2510川崎製で大日本紡績KK向。後に新潟でタンクを乗せ換えた車両。
282
S2510川崎製で大日本紡績KK向。
283
S2604新潟製で興国人絹パルプKK向。新潟の戦後製で、タンク体は戦前製と似ている。
2204
S3206造機製で東洋硫黄工業KK向。落成時から2段リンク式走り装置を装備。

●タム5900形 14トン積
 タム200,900,3900形の改造車で、種車のタンク体を流用したため端数トン数となった。
5905
S3103大鉄車両でタム900形982を改造。昭和工業KK向。
5909
S3805にタム3900形3934を専用種別変更したもの。昭和工業KK向。
5914
S3805にタム200形2208を減トンした車両。昭和工業KK向。

■タキ
●タキ5100形 30トン積

形式解説
 タム200形をボギー車に拡大したもの。タンク体は普通鋼製。
5103 5113 5123 5130

●タキ5150形 33トン積
 タキ4200形の改造車で、タンク体をそのまま転用したため端数トン数となった。
5150
S3812川崎でタキ4200形4203を改造。日東紡績KK向で33トン積。

●タキ10100形 35トン積
形式解説
 タキ5100形の発展形で、タンク材質を耐候性高張力鋼として軽量化し、荷重を5トン増としたもの。
 しかし同材に含有される銅の影響を嫌い、タキ5100形を継続して増備したユーザーもある。
10100 10101 10104 10105
10108 10112 10116 10121

040810作成、090416最終修正。