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タム200形283 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
二硫化炭素のタンク車は新潟のオハコで、戦前に製作されたタム200形72両はなんと同社独占だった。戦後は川崎を初めとする他メーカーの進出が目立つようになったが、今回は戦後の新潟製新製車の初ロットを紹介しよう。 タム283は昭和26年4月に283〜285の3両ロットとして新潟で製作された。なお特別編で既に紹介したタキ1411とは同時期の作である。 設計比重は1.27・タンク容積は12.1m3であった。 |
一方、台枠は平形で長さ7,000mm・軸距4,000mmと、戦前製よりは共に500mm程度長くなり、側梁も一回り太い180mmチャンネルを採用した。これ等は戦後混乱期に流行した国鉄戦災貨車の復旧車が用いていた台枠と殆ど同じであり、この影響が強いものと推察される。ブレーキはKD203形空気+片側、走り装置は一段リンク式であったが、ヨンサントウで2段リンク化された。 落成時の所有者は興国人絹パルプKK・常備駅は八代であった。昭和37年11月昭和工業KKに移籍し、守山駅常備となった。写真はこの時代のものである。昭和54年7月に廃車となった。 |
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【写真335】 タム200形283 昭和49年6月 越中島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第39巻に「P02329」として収録されています。