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タム200形279 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
相模原市にお住いの木村さんからメールを頂いた。そのメールには・・ たいへん鋭いご指摘で、真実はこの通りなのである。このようなメールを読者から頂けるようにな |
ったことは、貨車研究者として大変嬉しいことだ。 タム279は昭和25年10月川崎で279〜282の一員として製作された。ここまでは既に紹介したタム282と同様だが、どこか不具合があったのだろう。昭和34年4月頃に新潟でタンク改造を受けた。鉄道公報に未掲載のため正確な月日は不明だが、当時の部内資料によれば受付S340320・決済S340409(運客384号)となっている。改造ではタンク体と受台を新品と交換したため、外観は新潟製と見まごうものに一変した。 このように木村さんの見立ては正解だったのである。 落成から改造にかけての所有者は大日本紡績KK・常備駅は西大垣であったが、昭和35年2月に280、282と共に四国化成工業KKに移籍した。廃車は奇しくもタム282と同じ日付で、平成7年2月に廃車となっている。 |
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【写真1034の1】 タム200形279 昭和60年11月2日 安治川口駅にて P:吉岡心平
【写真1034の2】 タム200形277 昭和60年11月2日 安治川口駅にて P:吉岡心平
おまけとして、似た経歴のタム277について説明しておこう。同車はタム279より一年前の昭和24年6月に川崎で誕生したが、昭和32年に新潟でタンク体と受台を更新した。所有者・常備駅の変遷はタム279と同一で、一足早く平成5年6月に廃車となっている。 |