吉岡心平のマーク

タキ5100形5113

私有貨車

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タキ5050形
タキ5150形

 番号
解説

タキ5111
タキ5117

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特別編293
特別編295

積荷
●構造

入口


 タキ5100形は30トン積二硫化炭素専用車で、昭和31〜54年に33両が三菱・新潟・川崎で製作された。なおタキ5103はタキ4200形トップの改造車である。

 タキ5113は昭和45年1月新潟製で、5112と14が同一ロットであった。
 設計比重は1.22、タンク容積は24.5m3であった。タンク材質は普通鋼で、寸法は直径1,900mm・長さ9,040mmであった。周囲には保冷用の厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセが設置されていた。
 荷役装置は上入れ上出し方式で、液出管と空気管はS字管により車側に導かれている。

 台枠は標準的な平台枠で、長さは9,500mm・BC間距離は6,500mmと、オーバーハングを1,500mmに短縮した設計であった。ブレーキは積空を使わずKD形空気+両側、台車はTR41Cだったが、第二次台車改造工事でTR41DSに改造された。

 所有者は東洋化成工業KK、常備駅は五分市であった。昭和56年2月、常備駅は安治川口に異動した。平成4年10月には、東レファインケミカルKK所有・守山駅常備に変更された。平成9年4月、所有者は日本硫炭工業KKに変わり、その後再たび安治川口駅の常備を経て、平成11年3月に廃車となった。


タキ5100形5113の写真

【写真1294】 タキ5100形5113 昭和63年1月4日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編294】021024作成、040111R4、040124リンク追加、040810リンク追加、050414R4A、070625R4A2、070914リンク変更、081007R4BY、100805R4B。