吉岡心平のマーク

タキ10100形10116

私有貨車

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タキ10000形
タキ10150形

 番号
解説

タキ10112
タキ10119

 ページ
索引

特別編580
特別編582

積荷
●構造

入口


 タキ10100形は35トン積二硫化炭素専用車で、昭和42〜57年に24両が川崎・日車で製作された。

 タキ10116は昭和49年7月川崎宇都宮製で、一両一ロットであった。なお本形の孤立ロットはこれが唯一のものだが、実質的には半年前に製作されたタキ10114,15のリピート品である。

 設計比重は1.22・タンク容積は28.7mであった。
 保安対策強化後の製作のため、外観・構造はこれに即している。タンク体は耐候性高張力鋼製で、高揮発性の積荷のため大型のドームを持ち

タンク寸法は直径1,950mm・長さ9,950mmで、周囲には保冷用に厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。
 台枠は平形で、長さは11,000mm・BC間距離は7,700mm、自連緩衝器はRD19形ゴム、ブレーキ装置は積空+手、走り装置はTR41Eであった。

 所有者は四国化成工業KK・常備駅は坂出港であった。常備駅は昭和63年頃安治川口に移り、 平成10年5月には日本硫炭工業KKに移籍した。四国化成時代から安治川口〜美濃赤坂を中心に使用されているようで、平成16年時点では今なお現役と思われる。


■主要諸元
製造年   昭和49年7月
製造所   川崎
設計比重 1.22
タンク容積 28.7m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8・鏡板12mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ 9,950mm
熱絶縁   厚さ50mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,000mm
BC間距離  7,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形
台車      TR41E−13形

タキ10100形10116の写真

【写真1581】 タキ10100形10116 平成2年1月3日 美濃赤坂駅にて P:吉岡心平


【特別編581】050428作成R4A、070626R4A2、081224R4BY、120301R4C、131230諸元追加。