吉岡心平のマーク

タキ10100形10112

私有貨車

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タキ10000形
タキ10150形

 番号
解説

タキ10110
タキ10116

 ページ
索引

第328週
第330週

積荷
●構造

入口


 タキ10100形は35トン積二硫化炭素専用車で、昭和42〜57年に24両が川崎と日車で製作された。今回はこのうち、準保安対策車に属するロットを取り上げる。

 タキ10112は10113と一緒に昭和48年12月川崎で製作された。本形式ではこのうち6番目のロットである。

 全体構成は一月前に東洋化成向に製作されたタキ10109〜10111と同一で、準保安対策車に当る。
 設計比重は1.22・タンク容積は36.8m3で、本形式は全てこの値である。
 タンク体は耐候性高張力鋼製で、直径は1,95

0mm・長さは9,950mm、大型のドームを持ち、周囲には保冷用に厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセを装備する。
 荷役装置は注水を併用した上出し方式で、注水・空気管と液出管はS字管となっている。
 台枠は標準的な平形で、長さは10,900mm・BC間距離7,600mmと、一般車より400mm長く、本格的な保安対策車より100mm短い。ブレーキはKSD180−254形積空+手、台車はTR41Eであった。

 落成時の所有者は昭和工業KK・常備駅は守山であった。社名は平成4年4月に東レファインケミカルKKに変わり、平成9年4月からは日本硫炭工業KK所有・安治川口駅常備となっている。


■主要諸元
製造年   昭和48年12月
製造所   川崎
設計比重 1.22
タンク容積 28.7m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ 9,950mm
熱絶縁   厚さ50mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,900mm
BC間距離  7,600mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形
台車      TR41E−12形

タキ10100形10112の写真

【写真329】 タキ10100形10112 昭和50年5月8日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第38巻に「P02237」として収録されています。


【第329週】061217作成R4A、070627R4A2、090930R4BY、131225諸元追加+R4C。