タム5900形5909 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タム5909は昭和38年5月にタム3900形3934から専用種別変更された車両である。 本車の経歴は複雑である。生まれはタム900形1002で、昭和24年9月東洋レーヨンでワム23000形27782の台枠を使用した戦災復旧車の15トン積カセイソーダ専用車として誕生した。所有者は東洋レーヨンKKで、石山駅に常備され、自社で使用されていたようである。昭和32年2月には日車本店で、タンク体周囲に保温キセを追加し |
タム3900形3934となった。その後、二硫化炭素輸送に転用されたようで、運用標記板を付けた写真が残されている。昭和38年3月には昭和工業KKに移籍し、守山駅常備となった。 落成時の所有者はタム3934時代と変わらず、昭和工業KK・守山駅常備であった。本車と5910,5918の3両は平成まで生き延び、平成4年に社名は東レファインケミカルKKに変更されたが、同年4月に3両揃って廃車となった。 |
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【写真413】 タム5900形5909 昭和50年1月3日 越中島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01312」として収録されています。