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タキ10100形10121 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
▲タキ10119 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ10100形は既出だが、今回は最後に作られたグループを取り上げる。 タキ10100形は35トン積二硫化炭素専用車で、昭和42〜57年に24両が製作された。本形式は荷重増大のためタンク材質を耐候性高張力鋼としたが、ユーザーによってはこれを嫌い普通鋼製タンク体のタキ5100形を増備したため、製作数はその分少なめである。 タキ10121は昭和56年12月日車製で、21〜23の3両ロットであった。なお10123は本形式のラストナンバーである。なお30トン・35トンを通じて、初の日車製ニ硫化炭素タンク車であることは、特記しておいて良いだろう。 |
タンク体は耐候性高張力鋼製で、板厚は胴板8mm・鏡板9mmと、00〜13より厚いが14〜16より薄く、中間値となった。タンク直径は1,950mm・長さ10,400mmで、昭和54年川崎製の10117以降と同値である。タンク周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材と薄鋼板からなる保冷キセがあった。 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は越中島であった。写真は日本曹達KK二本木からの二硫化炭素輸送に使用されていた際の姿である。 |
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■主要諸元 製造年 昭和56年12月 製造所 日車 設計比重 1.24 タンク容積 28.2m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板8・鏡板9mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 10,400mm 熱絶縁 厚さ50mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,400mm BC間距離 7,900mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR213C形 |
【写真1488】 タキ10100形10121 昭和60年7月20日 稲沢駅にて P:吉岡心平