Sdggmrss オーストリア | |
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S 2軸ボギー特殊平貨車 d 自動車輸送用(上段無し) gg 合計積載長さ60ft以上のコンテナ積載対応 m 2車体積載長≧27m r 連接車 ss 積車最高速度120Km/h |
■Sdgmrss 2車体積載長がカテゴリーの定義以上(27m以上)、合計積載長さ60ft以上で、自動車輸送用(上段無し)兼コンテナ輸送用の2軸ボギー連接平車である。積車最高速度は120km/hである。 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると455、499が割り当てられている。オーストリアのSdggmrss形は形式番号4956が確認されている。 ●ÖBB、RCW、RCの関係 オーストリア連邦鉄道Österreichische Bundesbahnenは1992年に政府系公社から国有の特殊会社に転換後、2005年に旅客・貨物・施設2社・ITおよび労務の5社に分割され、これら5社の持ち株会社としてÖBBホールディング会社の組織となった。貨物部門はRail Cargo Austria AGとなった。さらにRail CargoグループとしてはRail Cargo Austriaで運用する貨車の保有・管理会社としてRail Cargo Wagonが設立され、全車Rail Cargo Austria AGへリースされている。以上のことから、貨車の所有者標記にはÖBBまたはRCWのどちらかが標記されているが、所有はRail Cargo Wagon(所有者コードRCW)であり、運用はRail Cargo Austriaとなる。 2022.8.12版 2024.4.31日更新 |
前後非対称・側梁上面水平型(コンテナ緊締金具13組+8組/トレーラ1台) |
AAEC所有者 |
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31 81 4956 042-3 A-RCW Sdggmrss | 撮影:佐藤浩樹 2017.8.15 Kufstein(ドイツ) |
コンテナ 左外:HLXU332699[1]22G1 HAPAG LLOYD A.G(ドイツ)の20ftドライコンテナ 左右:HLXU352330[5]22G1 HAPAG LLOYD A.G(ドイツ)の20ftドライコンテナ 右 :HLBU139966[7]42G1 HAPAG LLOYD A.G(ドイツ)の40ftドライコンテナ |
■国-所有者 オーストリア RCW ■相互運用性 31 | ■形式番号 4956 撮影済番号031…081(3輌) |
S (100km/h) 荷重63.0t(A 軸重16t)~87.0t(C 軸重20t)~102.0t(D 軸重22.5t)★★(指定線区120km/h) 120(120km/h) 荷重63.0t(A 軸重16t)~87.0t(C、D) 自重33.00t 全長 不明 積載長16.10m×2 BC間距離 不明 床面高さ 不明 台車:Y25形(両抱式)UIC貨車標準台車(車輪径920mm) コンテナ緊締金具配置(13組+8組): □□□ □ □□ □□ □ □ □□□ _ -□2- □□ □-□2- -□2-□ ★-□2- (▲固定式 □ヒンジ式 -□2-前後可動ヒンジ式2ポジション △前後方向ヒンジ式 ★セミトレーラーキングピン用カプラー) 積載可能セミトレーラー:クラスA(12.2m、13.6m)×2 積載可能コンテナ:20~26ft×4、30ft×2、40~45ft×2 積載可能スワップボディ:クラスA(12.2~13.6m)×2、クラスB(30ft)×2、クラスC(7.15m,7.45m,7.82m)×2 オーストリアの貨車レンタル会社Rail Cargo Wagon(所有者コードRCW)所有の最大荷重100トンの自動車輸送用兼コンテナ輸送用の2軸ボギー連接平車で、最大荷重を87トン(軸重20トン)に制限する事で最大速度120km/hとしている。本形式は2車体の連接車で、片側(上記写真で奥)はコンテナ専用、もう片側(上記写真で手前)はトレーラーとコンテナの兼用であり、1輌でトレーラーは1台、コンテナは合計積載長さが52ftまでを積載できる。このように前後で構造と用途が異なる連接車は非常に珍しい。 2車体(=2台枠)の連接構造で、1車体の台枠は一般的なコンテナ車と同様の魚腹型側梁を有する中梁なし構造である。片側の車体には連接側の台車間2/3にわたりセミトレーラーの車輪を落とし込むポケットを設け、台枠にはセミトレーラーの車輪を落とし込むポケットと反対側の車端側の台車付近にスライド式のセミトレーラーのキングピンを連結するカプラーが設けられ、コンテナ積載時は車端にスライドさせコンテナを逃げる構造となっている。ブレーキ装置は写真手前側のコンテナ専用は通常の台枠中央内部に設けたブレーキシリンダーで2台車を制御する方式、写真の奥の車体は台枠中央部にセミトレーラーの車輪を落とし込むポケットを設けている関係で、1個のブレーキシリンダからリンケージによりの台車にブレーキ力を伝達する一般的なブレーキ装置が用いられないため、車端側台車内にブレーキシンダを設けていると推測され、エアタンクは台枠両端下部に枕木方向に吊り下げられている。 |
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