ホルマリン専用車のガイド

目次 ■入口に戻る


■タ
●タ3050形 10トン積

 我国ホルマリンタンク車の元祖で、余剰化したタム100二代形濃硝酸専用車の転用改造車。
3050
S2706にタム100二代形1166を改造。住友化学工業KK向。
3063
S3608にタ2900形2919を改造。東洋高圧工業KK向で、元はタム100二代形1237。
3090
住友化学工業KK所有で昭和39年4月にタム100二代形1241二代を改造、キセなし純アルミ製タンク体。

■タム
●タム3050形 15トン積

 初の新製車で、タンク材質(純アルミ・普通鋼・ステンレス鋼)やキセの有無・荷役方式など千差万別である。
3054
S2904日立製で住友化学工業KK向。キセなし純アルミ製タンク体。
3057
S2911日立製で日本瓦斯化学工業KK向。キセなし普通鋼製(内面処理)タンク体。
3064
S2911飯野製で日本瓦斯化学工業KK向。キセなし普通鋼製タンク体で下出し式。
3074
S3105日立製で電気化学工業KK向。キセなしステンレス製タンク体で上出し式。
3075
S3105飯野製で日本水素工業KK向。キセなし純アルミ製タンク体で下出し式。
3076
S3106飯野製で江戸川化学工業KK向。キセなしステンレス製タンク体で下出し式。
13051
S3308日立製で日本水素工業KK向。キセなし純アルミ製タンク体で下出し式。
13053
S3410にタ3500形3500を改造。住友化学工業KK向で、元はS2906汽車大阪製のタム3050。キセなし純アルミ製タンク体で上出し式。

■タサ
●タサ5100形 20トン積

 
キセ付ステンレス鋼製タンク体の新製車。タムとタキとの過渡期の車両で僅か1両の製作に留まり、タキ8000形に移行した。
5100
S3412三菱製で江戸川化学工業KK向、

■タキ
●タキ8000形 30トン積

形式解説
 タム3050形のボギー車版で30トン積。昭和35〜44年に28両が日立・三菱・富士重・汽車東京で製作された。
 タムと同様にさまざまな構造が混在している。
8000 8002 8010 8015
8017 8023 8026 8026(特別編611)

●タキ9700形 35トン積
 タキ8000形を拡大した35トン車で、昭和37年日車支店で1ロット2両が製作された。
 
キセなし普通鋼製(内面処理)タンク体を持つため、外観は普通のタンク車のように見える。
9701
S3710日車支店製で日本瓦斯化学工業KK向。

●タキ14900形 39トン積
 端数トン数制度を活用し、軸重制限一杯の39トン積を実現した形式で、昭和44年に汽車東京で1ロット5両が製作された。
 軽量化のため、35系タンク車の設計を採用し
、キセなし普通鋼製(内面処理)タンク体を持つ。
14900
S4403汽車東京製で日本化成KK向。

041102作成、090425最終修正。