吉岡心平のマーク

タキ8000形8000

私有貨車

 形式
索引

タキ7950形
タキ8050形

 番号
解説


タキ8002

 ページ
索引

特別編542
特別編544

積荷
●構造

入口


 タキ8000形については、既にいくつかのタイプを紹介したが、今回はアルミタンクを持つグループを取り上げる。

 タキ8000形は30トン積ホルマリン専用車で、昭和35〜44年に28両が製作された。

 タキ8000はそのトップナンバーとして、01と共に昭和35年3月日立で誕生した。なお三菱製のタキ8002〜07と競作されている。
 構造は一言で言って、純アルミ製タンク体装備のタム3050形を大型化したもので、2年前に同社が作ったタム13050〜52の拡大版である。

 タンク体は純アルミ製で、直径は1,900mm・長さは10,330mmであった。競作された三菱製と比較するとドームが細く、タンク踏板廻りにも特徴がある。タンク塗色は地肌(銀色)だが、鋼で作られたタンク受台側面まで銀色となっていたのが面白い。
 台枠は平形で、長さ11,000mm・BC間距離は6,700mm、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は日本水素工業KK・常備駅は宮下であった。巣鴨や石巻港に運用されていたようである。社名は昭和46年6月に日本化成KKに変わった。平成10年1月に廃車となった。


タキ8000形8000の写真

【写真1543】 タキ8000形8000 昭和54年5月5日 石巻港駅にて P:吉岡心平


【特別編543】041112作成R4、050303R4A、070713リンク変更+R4A2、080824R4BY、131110R4C。