吉岡心平のマーク

タム3050形13051

私有貨車

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タム3000形
タム3100形

 番号
[ロット表]

タム3096
タム13053

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第351週
第353週

積荷
●構造

入口


 タム3050形でアルミタンク体を持つ車両としては飯野製が有名だが、今回はその増備として製作された日立製の例を取り上げる。

 タム13051は13050〜13052の3両ロットの一員として、昭和33年8月日立で製作された。

 何故かこのロットは、諸元データが見当たらない。このため外観から判る点を解説しよう。
 タンク体は純アルミ製で、皿型波除板と大形タンク受台を用いた改良タイプであった。流石にアルミタンク車の雄である日立の作品だけに、手堅く纏

められている。
 荷役装置は通常の上入れ下出し方式である。なんだか間が抜けて見えるのは、アルミタンク車には付き物と言えるS字管がないためだ。
 台枠は通常の平形で、ブレーキは吐出管を避けるためKD形とされ、走り装置は最初から2段リンクを装備して落成している。

 落成時の所有者は日本水素工業KK・常備駅は宮下で、社名は昭和46年6月に日本化成KKと変った。タム13050は平成9年5月、残り2両は翌年正月にそれぞれ廃車となった。


タム3050形13051の写真

【写真352】 タム3050形13051 昭和49年5月14日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第10巻に「P00600」として収録されています。


【第352週】070527作成R4A2、090211R4BY、100712R4B。