吉岡心平のマーク

タキ9700形9700

私有貨車

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タキ9650形
タキ9750形

 番号
[ロット表]


 ページ
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特別編207
特別編209

積荷
●構造

入口


 タキ9700形は35トン積ホルマリン専用車で、昭和37年10月日車支店で、タキ9700と01の1ロット2両が製作された。
 一言で言って、タキ8000形30トン車を大型化した車両である。意外なことにその後の増備は行なわれなかったが、これは昭和44年に39トン積のタキ14900形が後継車として登場したためだろう。

 外観・構造はタキ3000形を短縮したようなスタ

イルで、特筆すべき点はなかった。タンク材質は普通鋼で、内面には純度保持のためエポキシコーティングが施されていた。

 所有者は日本瓦斯化学工業KK・常備駅は焼島であった。昭和42年4月に尼崎駅常備となり、昭和46年12月に三菱江戸川化学との合併により三菱瓦斯化学KK所有となった。昭和52年5月に内外輸送KK所有・新興駅常備となったが、昭和60年6月に2両揃って廃車となっている。


■主要諸元
製造年   昭和37年10月
製造所   富士重工
設計比重   1.08
タンク容積  32.4m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ  10,100mm
内面処理  エポキシコーティング
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ    10,800mm
BC間距離   7,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車      TR41C

【写真1208の1】 タキ9700形9700 昭和48年11月21日 群馬八幡駅にて P:吉岡心平

タキ9700形9701の写真

【写真1208の2】 タキ9700形9701 昭和49年1月19日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編208】020522作成、020617リンク追加、040206R4、041102リンク変更、050411R4A、071201R4A2、
080903R4BY、090813表題を9700に変更+本文修正+諸元追加+写真1208の1を追加+R4B。