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タ3050形3050 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
戦争中に大量に製作されたタム100二代形濃硝酸専用車は、敗戦後多数の余剰車を生んだ。これを活用すべく様々な転用改造車が誕生したが、その代表形式が今回紹介するタ3050形である。 タ3050形は10トン積ホルマリン専用車で、昭和27〜39年に42両がタ2900・タ3300・タム100二代形から改造乃至専用種別変更された。タ2900・3300形自体もタム100二代形の改造車なので、結局すべてがタム100二代形の転用改造車である。42両中7両はタ3050形から他形式に再改造後、再々改造により再びタ3050形となった際に新番号を付与された車両なので、車体基準で数えると存在したのは35両となる。 タ3050は昭和27年6月タム100二代形1166から改造された。同時にタ3051がタム1175から改造されている。 |
改造では、タンク体・台枠共に種車のものを流用したため、専用種別変更と言った方が適当かもしれない。 落成時の所有者は日新化学工業KK・常備駅は新居浜であった。4月後に社名は住友化学工業KKに変わり、常備駅は昭和29年10月桜島、翌11月新居浜、昭和31年11月桜島と変遷した。写真は広栄化学工業KKに貸し出されていた際のもの。昭和48年12月に廃車となった。 |
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【写真1702】 タ3050形3050 昭和46年12月25日 吉原駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】