アルミナ専用車のガイド

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■上入れ上出し荷役方式の車両
 全てが昭和電工KKの所有車で、国鉄チキに積載した専用タンクから派生したため、タンク上部から真空吸引により積荷を
 吸い出す、他に例のない荷役方式を採用した。このためタンク底部には取出口がない。
●タキ2000形 30トン積
ロット表
 昭電所有の2000〜2016からなるグループで、チキ積載タンクを模倣して私有貨車としたもの。
 昭和26〜29年汽車東京・日車本店・新潟で5ロット17両が製作された。
 積込口の形状で2タイプに分類される。
2003
S2603汽車東京製。前期形で積込口が「小−大−小−大−小」。
2013
S2904日車本店製。後期形で積込口が「小−大−大−大−小」。

●タキ6400形 35トン積
形式解説
 上出し方式のメインストリーム形式で、タンク体を箱型として5トン増積したため外観は一変した。
 昭和32〜44年に日立・東洋・東急で10ロット75両が製作された。
 台枠は珍しい魚腹形で、デッキがないため側ブレーキを装備。タンクの形で箱型・桶型・角桶型の3タイプに大別される。
6400 ロット1 6414 ロット3 6425 ロット4 6439(特別編649) ロット5
6447 ロット8 16409 ロット10

●タキ10500形 40トン積
 オールアルミ製の試作車で一形式一両。外観はタキ6400形を一回り大きくしたよう。台車も本車唯一のTR210A。
10500
S4301日立製で昭和電工KK向。

■上入れ下出し荷役方式の車両
 粉体タンク車では通常のエアスライド方式。日本軽金属KK所有車は全てこれ。昭和電工KKも晩年はこのタイプとなった。
●タキ2000形 30トン積
ロット表
 日軽金所有の2017〜2043からなるグループ。、昭和32〜33年に川崎で27両製作。 
2043
昭和33年川崎製でラストナンバー。

●タキ7400形 35トン積
 ★ロット表
 タキ2000形のタンク体をアルミ合金製に変更し、荷重を5トン増の35トンにしたもの。なお台枠は鋼製のまま。
 昭和34〜35年に4ロット29両が川崎・日立で製作されたが、日立製のタキ7408〜7424はタキ6400形の誤定だったため、タキ6400形ロット5に改番された。
7400
S3406川崎製で日本軽金属KK向。
7425
S3503川崎製で日本軽金属KK向。

●タキ8400形 40トン積
ロット表
 我国初のオールアルミ車で軽量化により40トン積を実現した。昭和35〜42年に川崎で6ロット15両製作。台車は台枠との干渉を防ぐため独特の川車601台車。
8400 ロット1
S3511川崎製で日本軽金属KK向。初期形で台車は川車601。
8406 ロット2
S3607川崎製で日本軽金属KK向。中期形で台車は川車601A。
8411 ロット5
S4003川崎製で日本軽金属KK向。後期形で台車は川車601B。

●タキ8450形 40トン積
ロット表
 タキ8400形の日車版。タンク断面がおむすび形となり、台車は通常のTR41C。昭和37〜42年に7両製作。
8450 ロット1
S3707日車本店製で日本軽金属KK向。
8455 ロット5
S4205日車支店製で日本軽金属KK向。本形式では唯一の支店製。

●タキ17900形 35トン積
ロット表
 タキ19000形の派生形式で35トン積。昭和電工KKの所有車で、昭和44〜50年に13両製作された。
17904 ロット3
昭和45年日立製で昭和電工KK向。積込口6個
17910 ロット6
昭和50年日車製で昭和電工KK向でTR225台車を装備

●ホキ3000形 35トン積
 最初の5両は昭和38年までホキ4050形を名乗る。昭和33〜44年に東洋工機で8両製作されたエアスライドホッパ車。
  3000(特別編422) 昭和33年東洋製、落成時はホキ4050。
  3006(特別編654) 昭和44年東洋製、昭和38年の改番後の製作のため、旧番を持たない。

030727作成、030810タキ7400、030814タキ8455、031009ホキ3000、040716タキ17910、050106タキ2013、050227タキ16409追加、
050624タキ6400、060314ホキ3006追加、060602タキ17904追加。