吉岡心平のマーク

タキ2000形2013

私有貨車

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タキ1900形
タキ2050形

 番号
ロット表

タキ2010
タキ2016

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特別編485
特別編487

積荷
●構造

入口


 タキ2000形30トン積アルミナ専用車については、既に昭電と日軽金の所有車をそれぞれ紹介したが、今回は昭電所有車でも積込口の配置が異なるグループを取り上げる。

 昭和電工KK所有のタキ2000形は、昭和26〜29年製の2000〜16の5ロット17両があった。今回紹介するタキ2013は、昭和29年4月日車本店で製作された2012〜14の内の一両で、新潟製の2015,16と競作されている。

 外観・構造は既出のタキ2003と同一で、普通鋼製のタンク体は直径2,110mm ・長さ12,600mmであった。

 昭電タキ2000形の特徴は、粉体であるにも拘らず真空吸引を用いることで、上入れ上出し方式を実現した点にあるが、タキ2007以降は積込口で直径450mm円形(小)と長さ1,000mmの長円形(大)の配置が、2006までの小〜大〜小〜大〜小から、小〜大〜大〜大〜小に変更された点が異なっていた。
 台枠は標準的な平形で、全長13,500mm・BC間距離10,000mmと大型である。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は昭和電工KK・常備駅は新興であった。昭和49年8月、同社所有の17両すべてがまとめて廃車となっている。


【特別編486】040429作成R4、050106リンク追加+R4A、070605R4A2、070718リンク変更、090318R4BY。

タキ2000形2013の写真

【写真1486】 タキ2000形2013 P:吉岡心平所蔵