吉岡心平のマーク

タキ6400形6439

私有貨車

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タキ6350形
タキ6450形

 番号
解説

タキ6425
タキ6447

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特別編648
特別編650

積荷
●構造

入口


 既に何例かを紹介したタキ6400形だが、今回は桶型のタンク体を持つロットを取り上げる。

 6439は6436〜6440から成る5両ロットに属し、昭和42年4月日立で製作された。前作から7年振りの増備であった。

 外観と構造は前ロットから大きく変わり、タンク体形状が箱型から桶型となった。タンク体を張殻構造として車体強度を負担するようにしたため、台枠は箱形時代の魚腹形から車体と一体となった平形に変更されている。

 タンク体は普通鋼製で、お椀のような車体断面となった。床は平床で、積込口付近の構造は従来と変わらないようだ。
 台枠は平形に変わったが、車体裾の絞りにより幅は通常より狭く、ジャッキ受部分が周囲に張り出している。長さは11,400mm・BC間距離は8,100mmであった。留置ブレーキは相変わらず片側だが、空気ブレーキはこのロットから積空ブレーキを採用した。台車はTR41Cであった。

 所有者は昭和電工KK・常備駅は扇町であった。昭和58年5月に廃車となった。


■参考文献 私有貨車セミナー第88回(レイルマガジン207号)


タキ6400形6439の写真

【写真1649】 タキ6400形6439 昭和57年8月15日 新興駅にて P:吉岡心平


【特別編649】060216作成R4A、070713R4A2、080112リンク変更+R4B。