吉岡心平のマーク

タキ6400形6447

私有貨車

 形式
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タキ6350形
タキ6450形

 番号
解説

タキ6439
タキ16400

 ページ
索引

特別編781
特別編783

積荷
●構造

入口


 桶型タンク体の本形式は既にタキ6439を紹介したが、今回はその増備ロットを取り上げる。

 タキ6447は6447〜6449の3両ロットとして昭和44年4月日立で製作された。前作は同社製のタキ6445,6446で、これから一年半振りの増備である。

 外観・構造は、タキ6469〜6440(ロット5)で日立が開発した桶型タンク体の増備車である。
 設計比重は0.7・タンク容積は50.0m3であった。
 タンク体は普通鋼製で、車体断面はお椀形である。床は平床で、妻面下部の傾斜部は初めて外

板が切り欠かれ、車体内側が露出した。
 荷役方式は昭電特有の真空吸引方式で、積込口の作りは従来と同一である。
 台枠は平形だが幅は狭く、ジャッキ受部分が周囲に張り出している。長さは11,400mm・BC間距離は8,100mmであった。ブレーキはKSD203−254×300形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 所有者は昭和電工KK・常備駅は扇町であった。本形式の大半が昭和58年までに廃車になった中で、このロットの3両すべてと次ロットの16403の4両はタキ10500形と共に平成時代まで残り、平成7年10月に廃車となった。


■参考文献 私有貨車セミナー第88回(レイルマガジン207号)


タキ6400形6447の写真

【写真1782】 タキ6400形6447 平成4年11月8日 新興駅にて P:吉岡心平


【特別編782】070517作成R4BX、070839R4BX3、080102R4B、080112リンク変更。