吉岡心平のマーク

タキ17900形17910

私有貨車

 形式
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タキ17800形
タキ18000形

 番号
ロット表

タキ17905

 ページ
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特別編503
特別編505

積荷
●構造

入口


 歴史ある「昭電のアルミナ専用車」の最後を飾る形式がタキ17900形である。
 同社のアルミナタンク車は、これまで荷卸し方式として真空吸引式を採用してきた。本形式はこれを変更し、セメント専用車に類似したエアスライド荷役とした点が特徴である。

 タキ17900形は35トン積アルミナ専用車で、昭和44〜50年に日立・日車で13両が製作された。

 タキ17910は昭和50年7月日車製で、これが属するタキ19709〜13からなる4両ロットは、本形式最後のロットであった。

 設計比重が見掛けで0.7と小さいため、タンク容積は50.0m3と大型である。このため外観・構造

はタキ1900形セメント専用車の車長を引き伸ばし、タンク容積を拡大したものとなった。
 FK2構造のタンク体は普通鋼製で、両端直径2,200mm・長さ11,800mmであった。タンク鏡板上部には車両間を行き来するため、嘴状の歩み板が設けられている。荷役方式はエアスライドであった。
 台枠は粉体専用車特有の中梁省略タイプで、長さは12,800mm・BC間距離は9,400mmと大型である。ブレーキはテ+積空、台車はTR225であった。

 所有者は昭和電工KK・常備駅は塩尻だったが昭和59年2月に新興に変った。同社がアルミナの鉄道輸送を廃止したことにより、平成2年6月に廃車となった。


タキ17900形17910の写真

【写真1504】 タキ17900形17910 平成4年12月27日 入江駅にて P:吉岡心平


【特別編504】040716作成R4、050412R4A、051214ロット表追加、060724ロット表R2、070530R4A2、070824ロット表R3、、080816R4BY、090602ロット表を特別編1028に移動、100409R4B。