吉岡心平のマーク

タキ8450形8455

私有貨車

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タキ8400形
タキ8500形

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ロット表

タキ8451

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特別編409
特別編411

積荷
●構造

入口


 今回は、川崎のタキ8400形に対抗して日車が開発したタキ8450形を取り上げる。

 タキ8450形は40トン積アルミナ専用車で、昭和37〜42年に7両が日車で製作された。最初の5両は本店製だが、最後の2両は何故か支店製となった。

 タキ8455は56と共に昭和42年5月日車支店製である。
 タキ8400形から2年のちに開発された本形式は、その欠点の克服に意を注いだ設計であった。そのロジックをリバースしてみると、「特殊台車である川崎601に代えてTR41Cを採用する」ためには「台枠側梁高さを高くする」ことが必要で、こ

れを車体の重心を上げずに実現するには「タンク断面を従来の円形からおむすび形に変更する」ことにした訳である。
 かくして他に類のない奇妙な断面のタンク車が誕生した。ちなみに鏡板は平板である。日車特有の設計に「カワボコ形」粉体タンク車があるが、本車はその遠縁に位置すると考えても良いだろう。
 台枠はアルミ合金の押出材で、長さは13,500mmと、タキ8400形より800mm短くなった。台車はコイルバネなどを使わずに、通常のTR41Cを用いた。

 所有者は日本軽金属KK・常備駅は三保で、実運用上ではタキ8400形や他形式と、区別なく混用されていた。昭和59年4月に廃車となった。


タキ8450形8455の写真

【写真1410の1】 タキ8450形8455 P:吉岡心平所蔵

落成時は、こんなにピカピカだったのに・・・

タキ8450形8455の写真

【写真1410の2】 タキ8450形8455 昭和49年12月31日 吉原駅にて P:吉岡心平

・・・7年たったら、こんなに汚れてしまいましたとさ。


【特別編410】030813作成、040327R4、050406R4A、050511ロット表追加、060712ロット表R2、070513ロット

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