吉岡心平のマーク

タキ8400形8411

私有貨車

 形式
索引

タキ8350形
タキ8450形

 番号
ロット表

タキ8408

 ページ
索引

特別編575
特別編577

積荷
●構造

入口


 今回はタキ8400形の中でも、昭和40年以降に製作されたグループ2を紹介する。

 タキ8400形でグループ2と言われるのは、昭和40〜42年に製作されたタキ8410〜14である。落成当時は川崎が独占していたオールアルミ製タンク車も、昭和37年には日車がタキ8450形で参入した。このため同形式の構造を参考に、川崎が更なるブラッシュアップを図ったのがタイプ2である。ちなみにタキ8411は10と共に昭和40年3月に製作された。

 設計比重0.7・タンク容積57.1m、タンク形状FE2形異径胴、同材質A5083アルミ合金は、タイプ1と変わらない。一方タンク寸法は両端直径2,280mm・中央縦径2,849mmとタイプ1より約100mm程太くなったが、長さ13,700mmは従来と同一である。タンク受台での締結方法は相

変わらず球面座を持つボルトによるが、中央寄の補助受台は廃止された。
 荷役方式は従来通りエアスライド方式で、積込口間隔1,800mmも同一である。
 台枠はタイプ1と同じく側梁に2本の250×80mmチャンネルを背中合わせに組立てた「工」断面部材を用いた中梁省略形だが、側梁の組立方が従来の鋲接からタキ8450形と同じ溶接に変わったため、外観は大幅にすっきりした。台枠寸法は長さ14,300mm・BC間距離10,950mmでタイプ1と同一である。ブレーキは積空+手で、台車は川崎601系の最終形態である601B形に変わったため、タイプ1が履いていた601,601Aとは外観が大きく異なる。

 所有者は日本軽金属KK・常備駅は三保であった。ヤード系輸送廃止に伴う三保線の廃止で需要を喪失し、昭和59年4月に廃車となった。


タキ8400形8411の写真

【写真1576】 タキ8400形8411 昭和59年3月4日 三保駅にて P:吉岡心平


【特別編576】050409作成R4A、050511リンク追加、070715R4A2、090107R4BY、100409R4B。