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タキ6400形6400 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ6400形は既に2ロットを紹介したが、今回はトップナンバーを取り上げる。 タキ6400は00〜08の9両ロットとして昭和32年9月に日立で製作された。 外観・構造はそれまでのタキ2000形から一変し、タンク体は箱型車体、台枠は魚腹に代わった。ユーザーの昭電は、借り入れた国鉄長物車に積載するため、タキ2000類似の円筒形タンクだけでなく箱型のタンクも持っていたようなので、これとの類似が疑われる。 車体は薄鋼板を溶接組立した箱型で、側面と妻面は中途の高さから下はすり鉢状に傾斜していたが、底面は平らであった。また屋根は山形となり、積込口部分が最も高くなっている。 |
荷役装置は、タキ2000形での実績に基づいて大きく変更された。すなわち、従来分散していた積込・取卸口は、長円形の超大型の取卸口2個に集約され、積込口は取卸口の上に小型の円形のもの6個を設置した2段式となった。 所有者は昭和電工KK・常備駅は新興で、同駅から喜多方・塩尻へのアルミナ輸送に従事していたが、昭和51年5月にタキ6401と共に、本形式で最初の廃車となった。 |
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■参考文献 私有貨車セミナー第88回(レイルマガジン207号) |
【写真1603】 タキ6400形6400 昭和45年12月31日 入江駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】