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タキ6400形6414 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は箱型車体が珍しいタキ6400形アルミナ専用車を取り上げる。 タキ6400形は35トン積アルミナ専用車で、昭和32〜44年に6400〜49,16400〜24の75両が製作された。一部にタキ7400形からの改番車があるが、番号や理由については参考文献を参照頂きたい。 タキ6414は昭和35年6月日立製で、第3ロット(6414〜18)の一員であった。本形式は一見するとホッパ車に見えるが、真空吸引により荷卸しするため車体底面には取出口がない。このためホッパ車ではなく、タンク車に類別された。 閑話休題、タンク体は普通鋼製の箱型で、屋根 |
は山形であった。車体周囲は鋼製アングルで補強されている。外観では判らないが側面・妻面の下半分は内側に傾斜し、取卸しの際にアルミナ粉末が残り難いようになっていた。 所有者は昭和電工KK・常備駅は新興であった。同社は、輸入したボーキサイトからアルミナの製造と、アルミナの電解精錬による金属アルミの製造とを、前者は臨海工業地帯の新興、後者は水力電源地帯の喜多方・塩尻と分離していた。本形式を始めとするアルミナタンク車はこの間の輸送用で、中央線の貨物列車では名物だったようである。昭和53年11月に廃車となった。 |
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■参考文献 私有貨車セミナー第88回(レイルマガジン207号) |
【写真122】 タキ6400形6414 昭和49年4月2日 高島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第21巻に「P01201」として収録されています。