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タム3700形の形式解説 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
【概要】 15トン積メタノール専用車で、新製車としては初めての形式。ガソリン専用車ではタム500形に相当する。後継は30トン積ボギー車であるタキ5200形である。 【車歴】 昭和26〜38年に3700〜3773の25ロット74両が日立・新潟・造機・川崎・若松車両・汽車東京・富士重・日車支店・飯野・日車本店で製作された。 他形式からの改造車はないが、他形式への改造としては、昭和34〜25年に3700〜3702がタム6900形アクリルニトリル専用車に、昭和43〜53年にかけて3715・・・3761の10両がタム8100形アルコール専用車に改造されている。 【外観と構造】 タム500形に酷似した15トン積み2軸車で、設計比重は0.75〜0.8・タンク容積は19.0〜21.1m3である。 タンク材質は普通鋼で、形態はドーム付の直円筒形である。タンク寸法はロットにより異なるが、大略直径は1,9〜2m、長さは7〜7.5mである。タンク塗色は吸湿を防ぐため銀色・白色に塗装されたものあった 荷役装置は通常の上入れ下出し方式で、タンク下部には吐出管がある。 台枠は通常の平形で、長さは約7.4〜8.2mてロットにより異なる。空気ブレーキはKCまたはKD形空気、留置ブレーキは片側、走り装置は3735までがリンク式、3736以降は二段リンク式で、前者はヨンサントウで3719を除くすべてが二段リンク式に改造された。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 3700〜3702 | S2612 | 日立 | 日新化学工業KK |
2 | 3703〜3705 | S2709 | 新潟 | 日本瓦斯化学工業KK |
3 | 3706,3707 | S2708 | 造機 | 日本瓦斯化学工業KK |
4 | 3708,3709 | S2812 | 川崎 | 日本瓦斯化学工業KK |
5 | 3710〜3713 | S2901 | 新潟 | 日本瓦斯化学工業KK |
6 | 3714〜3716 | S2812 | 造機 | 日本瓦斯化学工業KK |
7 | 3717〜3719 | S2901 | 若松車両 | 東洋高圧化学KK |
8 | 3720 | S2812 | 造機 | 日本水素工業KK |
9 | 3721 | S2907 | 造機 | 日本水素工業KK |
10 | 3722 | S3002 | 汽車東京 | 日本水素工業KK |
11 | 3723〜3728 | S3003 | 富士重 | 東洋高圧化学KK |
12 | 3729〜3735 | S3005 | 日車支店 | 日本瓦斯化学工業KK |
13 | 3736〜3738 | S3008 | 富士重 | 東洋高圧化学KK |
14 | 3739 | S3102 | 造機 | 日本瓦斯化学工業KK |
15 | 3740 | S3102 | 造機 | 日本水素工業KK |
16 | 3741〜3744 | S3109 | 日車支店 | 日本瓦斯化学工業KK |
17 | 3745 | S3110 | 造機 | 日本水素工業KK |
18 | 3746〜3750 | S3203 | 造機 | 日本水素工業KK |
19 | 3751〜3756 | S3208 | 飯野 | 日本瓦斯化学工KK |
20 | 3757〜3761 | S3212 | 日車支店 | 日本瓦斯化学工KK |
21 | 3762〜3764 | S3401 | 日車支店 | 日本石油輸送KK |
22 | 3765 | S3503 | 日車本店 | 東邦理化工業KK |
23 | 3766〜3768 | S3512 | 若松車両 | 日本石油輸送KK |
24 | 3769,3770 | S3702 | 日車本店 | 東邦理化工業KK |
25 | 3771〜3773 | S3801 | 日立 | 協和ガス化学工業KK |