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タム3700形3746

私有貨車

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タム3500形
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解説

タム3741
タム3760

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第44週
第46週

積荷
●構造

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 今回は15トン積メタノール専用車であるタム3700形を取り上げよう。

 タム3700形を一言で評すれば、タム500形を僅かに小さくしたもので、外観・構造に変わった点はない。タンク容積が大きく、化成品メーカーが所有していたことから、晩年はさまざまな積荷の輸送に賞用された。むしろメタノールを運ぶ事自体が稀だったようである。

 タム3746は3746〜50のトップとして昭和32

年3月造機で製作された。一年前に同じメーカーで製作されたタム3745を増備したもので、造機特有の小さなタンク受台が目に付く外は、至極普通の作りである。なお不思議な形の社紋は「クローバー」を象ったものだそうだ。

 落成時の所有者は日本水素工業KK・常備駅は宮下で、昭和46年6月に所有者は社名変更により日本化成KKとなった。写真は「尿素樹脂接着剤」輸送用として、越中島に運用されていた所をキャッチしたもの。昭和60年9月に廃車となった。


タム3700形3746の写真

【写真45】 タム3700形3746 昭和49年3月5日 越中島駅にて P:吉岡心平


【第45週】010708作成、031011リンク追加、040218リンク追加+R4、050428R4A、070701R4A2、090220
R4BY、100916R4B、130802R4C。