吉岡心平のマーク

タキ9800形9847

私有貨車

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タキ9750形
タキ9900形

 番号
解説

タキ9842
タキ19800

 ページ
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第205週
第207週

●積荷
構造

入口


 タキ9800形は99系の35トン積石油類専用車だが、メーカーによる差異がはっきり判るタンク車としては、これが最後の世代であった。

 タキ9847は9846〜53からなる8両ロットの一員として、昭和38年8月三菱で製作された。ユーザーの大協石油は日車本店と三菱とに交互に発注する傾向があり、この場合も前作のタキ9833〜41は昭和37年日車本店製であった。

 三菱製の99系の特徴は、既に述べたようにドーム頂部が扁平なことと、液出管のステーが屈曲している点にあるが、この場合は興味深いことに社紋・社名板の位置が日車と三菱で異なっている。

 他の点は至極標準的で、タンク体は普通鋼製で、寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さ10,420mm、内部には蒸気加熱管・鏡板には点検口がそれぞれ設置されていた。
 台枠はフレームレスのため両端にだけ局部的に存在し、長さは11,220mm・BC間距離は7,920mmであった。ブレーキは手+KD、台車は標準的なTR41Cである。

 所有者は大協石油KK・常備駅は四日市であった。常備駅は昭和39年3月に水江町、昭和42年6月に新興に移った。昭和57年5月には他車と共に日本石油輸送KK・四日市駅常備に移籍し、平成7年5月に廃車となった。


★タキ9800形のロットブック(番外編7・CD−ROM第23巻収録)


【第206週】040808作成R4、050221R4A、070827R4A2、081024R4BY。

タキ9800形9847の写真

【写真206の1】 タキ9800形9847 昭和49年9月27日 村田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第36巻に「P02145」として収録されています。

タキ9800形9847の写真

【写真206の2】 タキ9800形9841 昭和49年9月27日 村田駅にて P:吉岡心平