吉岡心平のマーク

タム3700形3773

私有貨車

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タム3500形
タム3800形

 番号
解説

タム3768

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第666週
第668週

積荷
●構造

入口


 タム3773は昭和38年1月日立で3771〜3773の3両ロットとして製作された。なお本車はタム3700形のラストナンバーである。

 協和ガスがタキ5200形に次いで製作したメタノール専用車で、既に2軸タンク車の製作が珍しくなった時代の産物だが、スタイル的には従来のものを受け継ぎ均整の取れたものとなっている。

 メタノール専用車の中では設計比重0.796は高目のグループに属し、比重0.75近辺を採用した三菱ガスや日石輸送の車両と比較するとタンク体が一回り小柄だ。

 所有者は協和ガス化学工業KK・常備駅は中条であった。一生を移動することなく過し、平成元年9月に3両揃って廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和38年1月
製造所   日立
設計比重 0.796
タンク容積 19.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク内面 厚さ0.2mmメタリコン
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,896mm
タンク長さ 7,060mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,600mm
BC間距離  4,400mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD203形
走り装置   2段リンク式

タム3700形3773の写真

【写真667】 タム3700形3773 昭和49年2月19日 東港駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第11巻に「P00659」として収録されています。


【第667週】130609作成R4C。