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タム3800形3801 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回はタム100形の転用改造車を取り上げる。 タム3800形は15トン積酢酸エチル専用車で、昭和27〜39年に3800〜02の3両が、タム100形濃硝酸専用車ないしその転用改造車からの改造で誕生した。なお、タム100形をタンク体ごと転用した酢酸エチル専用車として、9トン積のタ3600形があるが、本形式はタンク体を新製することで15トン積としたものである。 タム3801は昭和27年12月三菱で、タ3100形3106を改造した車両である。種車はタム100形1117を昭和22年12月に改造したものである。なお、同時にタム1116の改造によりタム3800が製作されている。 |
改造では、種車の純アルミ製タンク体を廃却し、普通鋼製のタンク体を新製した。内面は防食のためアルミニウムメタリコン処理されている。 所有者は新日本窒素肥料KKで、常備駅は水俣であった。社名は昭和40年1月チッソKKとなった。昭和41年3月に浜五井駅に異動し、直後にチッソ石油化学KKに移籍された。昭和49年4月に廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 3800 | S2712 | 三菱▲ | タム100 | 1116 | 新日本窒素肥料KK |
3801 | タ3100 | 3106 | ||||
2 | 3802 | S3906 | 日車本店▲ | タム4800 | 4802 | 昭和電工KK |
【写真1251】 タム3800形3801 昭和46年6月27日 湘南貨物駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】