吉岡心平のマーク

タム3700形3725

私有貨車

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タム3500形
タム3800形

 番号
解説

タム3719
タム3734

 ページ
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特別編1397
特別編1399

積荷
●構造

入口


 タム3725は昭和30年3月富士重で3723〜3728の6両ロットとして製作された。

 東洋高圧では敗戦で余剰となったタム100二代形をタ2900形メタノール専用車に転用したが、タンク体が小さいため荷重8トンと非効率な車両であった。そこでこれを置換えるため製作されたのが本形式で、タ2900形はホルマリン専用のタ3050形に専用種別変更されている。

 本ロットは一年前に若松で製作した3717〜3719の増備だが、メーカーは富士重に変わった。

 落成時の所有者は東洋高圧工業KK・常備駅は大牟田から一月後の4月に下関、昭和33年10月に大牟田、昭和39年12月に宮浦と移動した。昭和43年10月に合併で社名は三井東圧化学KKとなり、昭和48年9月に生まれ故郷の大牟田駅常備となったが、昭和58年2月に廃車された。


■主要諸元
製造年   昭和30年3月
製造所   富士重
設計比重 0.79
タンク容積 19.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有
タンク材質 普通鋼
タンク内面 錫メタリコン
タンク板厚 胴板9mm
タンク直径 1,896mm
タンク長さ 6,930mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,430mm
軸距      4,200mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD203形
走り装置   二段リンク式

タム3700形3725の写真

【写真2398】 タム3700形3725 昭和47年10月10日 宮浦駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1398】120410作成R4C。