生石灰専用車のガイド

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■タンク車
●タキ11350形 31トン積2軸ボギー

ロット表
 最新の生石灰専用車は、我国の粉体専用車の通例としてセメントタンク車の派生形式となった。
 製鋼用副資材の輸送用で、構造はタキ11500形と同一と言ってよい。
11350
S5605川崎製で、日本カーバイト工業KK向。第一ロットは新製車。
11366
S5811日車でタキ11500形11551を改造。日本カーバイト工業KK向。
11371
S5904日車でタキ11500形11514を改造。日本カーバイト工業KK向。

■ホッパ車
●ホキ4400形 30トン積2軸ボギー

 昭和38年6月のホッパ車改番でホキ4700形に改番。

●ホキ4700形 30トン積2軸ボギー
形式解説
 国鉄セキに酷似した側開き式ホッパ車。ヨンサントウ以降は運用制限車となり黄帯を巻いた。ホッパ容積により4750番台、台車により14700番台がある。
4713
S3408東洋工機製で落成時はホキ4400形4413。小野田セメントKK向で積込口は6分割。
4751
S3503若松車両製で宇部化学工業KK向。落成時はホキ4400形4451で積込口はスライド式。
4767
S3602富士重製で宇部化学工業KK向。落成時はホキ4400形3367で積込口はスライド式。
4782
S4001富士重製で奥多摩化工KK向。積込口は大型のもの4個。

●ホキ7000形 30トン積2軸ボギー
ロット表
 底開き式ホッパ車で国鉄セラを大型化したような構造。
7001
S4002三菱製で足立石灰工業KK向。
7024
S4701若松車両製で日鉄鉱業KK向。

●ホキ8800形 35トン積2軸ボギー
ロット表
 ホキ4700形の車体を延長して荷重を5トン増としたもの。両端にデッキを付加し、走行性能向上を図る。車体構造により18800番台もあり。
8802
S4210富士重製で吉沢石灰工業KK向。第一ロットの一員で初期型に属する。
8822
S4712富士重製でKK鉄興社向。
8827
S4906富士重製でKK鉄興社向。TR41E台車を装備。
18800
S4808日車製で奥多摩化工KK向。国鉄ホキ2800形の設計を逆輸入。

■コンテナ車
●チキ80000形 40トン積2軸ボギー

ロット表
 日本鋼管KK京浜製鉄所の扇島移転で作られた生石灰専用コンテナを積載するコンテナ車。荷重40トンはコンテナの荷重で、中身の生石灰は34トン積。
80000
S5111日車製で奥多摩工業KK向。試作タイプ。
80009
S5111日車製で奥多摩工業KK向。量産タイプ。
80027
S5409日車製で吉沢石灰工業KK向。増備ロット。

040806作成、090422最終修正。