吉岡心平のマーク

タキ11350形11371

私有貨車

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タキ11300形
タキ11450形

 番号
ロット表

タキ11366

 ページ
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特別編812
特別編814

積荷
●構造

入口


 タサ11350形には新製車とタキ11500形の改造車があり、更に後者は種車で数種類に細分される。ここでは富士セメントからの改造車を取り上げよう。

 タキ11371は昭和59年4月日車でタキ11500形11514から改造された。種車は昭和44年4月日立製のタキ11513〜11518の6両ロットで、全てタキ11370〜11375に改造された。

 設計比重は0.9で種車時代の1.04より小さくなった。
 タンク体は圧送式のため耐候性高張力鋼製で、板厚は胴板4.5mm・鏡板5mm、寸法は両端直径2,100mm・中央直径2,600mm・長さ9,4

20mmであった。
 荷役装置は種車のエアスライド+圧送式をそのまま転用したが、積込口は蓋部に小型の積載口が追加されている。
 台枠以下は種車時代のままで、長さは10,300mm・BC間距離7,000mmであった。ブレーキはKSD254−305形+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は日本カーバイト工業KK・常備駅は魚津であった。住金和歌山への輸送開始による需要増に答えた増備であったが、運用先は特定されず村田駅でも姿が見られた。本形式の中では新製グループと共に最後まで残ったが、平成4年3月に廃車となった。


●関連形式 タキ11500形11517 種車となったロットの写真。


タキ11350形11371の写真

【写真1813】 タキ11350形11371 昭和57年7月18日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編813】070928作成R4BX3、071203R4B、080717リンク追加、130326R4C。