吉岡心平のマーク

ホキ4700形4751

私有貨車

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▲ホキ4400形
ホキ4900形

 番号
解説

ホキ4713
ホキ4760

 ページ
索引

特別編425
特別編427

積荷
●構造

入口


 ホキ4700形は、特別編180でホキ4713を紹介したが、今回は丸屋根のグループを取り上げる。

 ホキ4751は昭和35年3月に若松車両で製作された。登場時はホキ4400形4451を名乗り、ホキ4450〜52の3両ロットの一員であった。なお50番台となった経緯は、ホキ4713の解説に詳しいのでこれをご覧頂きたいが、実容積は42.9m3と0番台の値から大きく隔たっていた。

 外観・構造はセキに屋根を付けた点は在来車と変わらないが、積込口の構造は一変し、後のホキ6800形のように丸屋根の中央部が全長に亘ってスライドするものとされた。

 ところで写真での隣接車はセキ6000形だが、車体高は本形式の方が低く、一方長さは長い。車体容積を考えるれば、わざわざ低く長くする位ならセキと同じ車体で良いのに・・・と思うのが普通だ。
 その種明かしをすれば、本形式は屋根の分だけ自重が増大したため、セキのままの車体長では「1m当り総重量は5トンまで」の制限をオーバーするためであった。ちなみにホキ34200形改造車が28トン積になったのも同様の理由である。

 所有者は宇部化学工業KK・常備駅は居能であった。写真は晩年の撮影で、スライド式の積込口は撤去され、セキ代用として石炭輸送に転用されていた際の姿である。3両揃って昭和51年4月に廃車となった。


ホキ4700形4751の写真

【写真1426】 ホキ4700形4751 昭和50年3月7日 小郡駅にて P:吉岡心平


【特別編426】031009作成、031210リンク追加、031213R4、040321リンク追加、040806リンク変更、050420
R4A、070725R4A2、081201R4BY、110913R4B。