吉岡心平のマーク

ホキ7000形7024

私有貨車

 形式
索引

ホキ6900形
ホキ7200形

 番号
ロット表

ホキ7015

 ページ
索引

特別編911
特別編913

積荷
●構造

入口


 ホキ7024は本形式のラストナンバーで、昭和47年1月若松車両で7022〜7024の3両ロットの一員として製作された。

 底開式の有蓋ホッパ車で、外観・構造は3ケ月前に同一ユーザーが三菱で製作したホキ7014〜7021と同じである。

 設計比重は0.9・ホッパ容積は33.4mであった。
 ホッパ体は普通鋼製で、側面と妻板は厚さ4.5と6mm、屋根は2.3mmの鋼板を溶接で組み立てた。ホッパ底部は積荷の排出を容易とするため47.5度で傾斜している。
 積込は屋根上に2個ある800×2,400mmの

長方形の積込口から、荷卸しはホッパ底部にこれも2個ある500×800mmの手動操作ヒンジ式排出口から、自重落下方式で行う。なお禁水性の積荷のため、いずれも水密には留意した設計となっていた。
 台枠は中梁省略形で、このため側梁には250×90mmチャンネルを用いた。台枠長さは9,200mm・BC間距離は6,400mmで、ブレーキはKD254形、台車はTR41Cであった。

 所有者は日本鉱業KK・常備駅は井倉であった。本車を含む5両は、昭和53年4月から56年6月まで上白石駅に移動したが、その後は再び井倉に戻った。飾磨港線の廃止に伴う運用中止により、昭和62年3月に廃車となった。


ホキ7000形7024の写真

【写真1912】 ホキ7000形7024 昭和60年12月27日 姫路駅にて P:吉岡心平


【特別編912】080807作成R4B。