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タキ11350形11350 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
武政さんのリクエストはタキ11350形だ。昔々、高崎線の貨物列車で良くご覧になったとのことだ。 タキ11350形は31トン積生石灰専用車で、昭和56〜59年に30両が誕生した。昭和56年製の10両は新製だが、昭和58〜59年の増備20両は、余剰化していたタキ11500形を改造した。 基本構造はタキ11500形40トン積セメント専用車に準じており、将来はこれに転用可能との触込みであった。このため荷重はタンク容積の制限を受け、31トンといささか半端となっている。 |
タンク体は耐候性高張力鋼製のF2形異径胴で、両端直径2,050mm・中央直径2,600mmで、長さは9,200mmであった。 所有者は日本カーバイト工業KK・常備駅は魚津であった。運用先は千葉貨物ターミナルや村田の側線でタンクローリーに積み替えていた姿が目に浮かぶ。なお大阪方面では住金和歌山に運用があったようで、中継車を百済などで撮影したものだ。全体の中では新製車10両は最後まで残ったが、全車纏めて平成4年4月に廃車となった。転用を予定していたセメント専用車が、大量粛清の最中だったのは、歴史の皮肉と言えるだろう。 |
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【特別編307】021118作成、040219R4、040806リンク変更、050515R4A、070704R4A2、070928ロット表R3 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 11350〜11359 | S5605 | 川崎 | タキ11500 | 日本カーバイト工業KK | |
2 | 11360〜11369 | S5811 | 日車▲ | タキ11500 | 11519,11523,11546〜11548, 11550〜11554 |
日本カーバイト工業KK |
3 | 11370〜11379 | S5903〜5904 | 日車▲ | タキ11500 | 11513〜11518,11543〜11545,11556 | 日本カーバイト工業KK |
【写真1307の1】 タキ11350形11350 昭和62年1月3日 村田駅にて P:吉岡心平
【写真1307の2】 タキ11500形111548 昭和56年7月28日 洞爺駅にて P:吉岡心平
プロトタイプとなった川崎製のタキ11500形、台車廻り以外は良く似ている。