吉岡心平のマーク

ホキ4700形4767

私有貨車

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▲ホキ4400形
ホキ4900形

 番号
解説

ホキ4760
ホキ4778

 ページ
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特別編516
特別編518

積荷
●構造

入口


 宇部化学のホキ4700形としては既に4751を紹介したが、今回は次作のロットを取上げる。

 ホキ4700形は30トン積生石灰専用車で、昭和38年の改番まではホキ4400形と呼ばれていた。改番後の増備を含めると59両在籍し、所有者により形態は大きく異なっていたが、このうち宇部化学工業KKの所有車は2ロット6両を数えるのみであった。

 ホキ4767はホキ4467として昭和36年2月富士重で製作された。4467〜69の3両ロットであった。

 設計(見掛け)比重は0.95・ホッパ容積は31.6mであった。

 車体は全鋼製で、屋根があることを除けば国鉄セキに酷似するが車体長が大きい。ちなみに本形式の中では、宇部化学のクルマが最長であった。屋根は丸形で、写真では中央部に一列に並んだ積込口らしきものが見える。歩み板のため見難いが、ヒンジの数から6個並んでいたようだ。ホキ4751の解説ではスライド式積込口と書いたが、少なくともこの時期のこのロットは異なっていたようである。
 台枠は長さ8,500mm・BC間距離5,600mmと、セキよりそれぞれ700mm長い。ブレーキはKD+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は宇部化学工業KK・常備駅は居能であった。同社所有の本形式2ロット6両は昭和51年4月にまとめて廃車となった。


ホキ4700形4767の写真

【写真1517】 ホキ4700形4767 昭和39年9月11日 厚狭駅にて P:豊永泰太郎

【豊永さんの貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編517】040806作成R4、050423R4A、071219R4A2、081201R4BY、100606R4B。