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タキ11350形11366 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回のリクエストでは、タキ11350形の改造車グループを取り上げる。 タキ11350形で最初の10両は、昭和56年5月に川崎で新製された。続く昭和58年の増備では、当時余剰化していたタキ11500形セメント専用車を転用改造して賄うことにした。こうして誕生したタキ11360〜69の10両は、すべて宇部興産KK所有のタキ11500形を種車とすることになった。 タキ11366は昭和58年11月日車でタキ11551から改造された。種車は昭和45年7月富士車両製で、写真2の通り宇部のタキ11500形では標準タイプである。設計比重1.1・タンク容積36.4m3はサイズ的には中程度で、外観・構造はタキ11500形でも大人しいものの一つであった。 |
改造は小規模で、車体・台枠は種車のものをそのまま使用し、積荷に合わせて積込口や吐出口など、荷役設備の一部を変更した程度であった。 落成時の所有者は日本カーバイト工業KK・常備駅は魚津であった。新製車と混用されていたが、ヤード系輸送の終焉と共に廃車は早く、60〜65の6両は昭和62年9月に姿を消した。写真のタキ11366を含む残り4両は、平成元年8月に一旦日本陸運産業KK・村田駅常備に異動したが、4ケ月後の同年12月に廃車となり、姿を消した。 |
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■主要諸元 改造年 昭和58年11月 改造所 日車 設計比重 0.9 タンク容積 34.4m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(S1)形 |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板・鏡板4.5mm タンク両端直径 2,050mm タンク長さ 9,420mm ●荷役方式 荷役方式 エアスライド式 |
●下廻り 台枠形式 中梁省略形 長さ 10,300mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD254−305形 台車 TR41C形 |
【写真1322の1】 タキ11350形11366 昭和63年1月17日 村田駅にて P:吉岡心平
【写真1322の2】 タキ11500形11551 昭和58年5月1日 小名浜埠頭駅にて P:吉岡心平