吉岡心平のマーク

ホキ4200形4200

私有貨車

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ホキ4100ニ代形
▼ホキ4300形

 番号
ロット表


ホキ4214

 ページ
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特別編784
特別編786

●積荷
構造

入口


 ホキ4200は同形式のトップナンバーとして昭和34年5月日車支店で製作された。10両ロットの一員であった。

 設計は一言で言って国鉄セキ3000形の高さを切り詰めたもので、同形式の中ではグループ3(昭和32〜37年に製作されたセキ3600〜5449でTR41C台車を装備)に相当する。

 車体は普通鋼を全溶接で箱型に組立てたもので、ホッパ容積は20.8m、寸法は長さ7,800mm・幅2,720mm、板厚は側板・妻板が4.5mm、床板と側扉は6mmであった。なおセキ3000形では妻板下部の穴が塞がれたが、本形式は暖地で使用するため、穴は開いたままとされ

た。従って妻板はセキ1000形に類似している。
 荷役方式は明治時代から、我国側開式石炭車の標準である側面下部の側扉をウオームギヤと梃子により手動開閉する方式で、側扉の補強はセキ3000形と同様に7本(900mm間隔)に増やされた。
 台枠構造もセキ3000形と同一で、中梁と床板が一体化したもので、BC間距離は4,900mmであった。ブレーキ装置はKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は奥多摩工業KK・常備駅は氷川から昭和46年2月奥多摩に改名された。その後、昭和58年12月にホキ34200形34306に改造されたが、昭和63年4月に早くも廃車となった。


ホキ4200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
4200〜4209 S3405 日車支店 奥多摩工業KK
4210〜4214 S3405 新潟 奥多摩工業KK
4215〜4219 S3405 富士重 奥多摩工業KK
4220〜4231 S3506 新潟 奥多摩工業KK
4232〜4247 S3505 日車支店 奥多摩工業KK
4248〜4259 S3506 富士重 奥多摩工業KK
4260〜4269 S3604〜3605 富士重 奥多摩工業KK
4270〜4279 S3604 日車支店 奥多摩工業KK
4280〜4284 S3605 新潟 奥多摩工業KK
10 4285〜4294 S3702 日車支店 奥多摩工業KK
11 4295〜4299 S3701 富士重 奥多摩工業KK
12 14200〜14208,
14209a
S3706 富士重 奥多摩工業KK
13 14209b,
14210〜14226
S4202 川崎 麻生セメントKK
14 14227 S44xx△ (改番) ホキ4200形 14209b 麻生セメントKK

ホキ4200形4200の写真

【写真1785】 ホキ4200形4200 P:吉岡心平所蔵


【特別編785】070530作成R4BX2、080115R4B、081011ロット表R3。