無蓋ホッパ車のガイド

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■石灰石専用車

●ホキ4200形 30トン積

セキ3000形の車体高さを下げた貨車。昭和34〜42年に4200〜99,14200〜27の128両が作られた。所有者により2グループに大別される。


4200
S3405日車支店製で奥多摩工業KK向。
4214
S3405新潟製で奥多摩工業KK向。側扉の形が異なる変形車。

4217
S3405富士重製で奥多摩工業KK向。

4288
S3702日車支店製で奥多摩工業KK向。
14220
S4202川崎製で麻生セメントKK向。14210以降の18両で、九州の筑豊地区で使用された。

●ホキ5200二代形 30トン積
昭和33〜36年に日立で20両製作。私有貨車初の無蓋ホッパ車で、昭和38年のホッパ車大改番まではホキ1800形。

5206二代
昭和33年製で、操作室付。
5215二代(特別編400)
昭和36年製で、もっとも標準的なもの。

●ホキ7200形 40トン積
 石灰石専用車で唯一の40トン積で、東海道本線で限定運用されていた。

7200
昭和43年1月日立製で大阪窯業セメントKK向。

●ホキ8000形 35トン積

 石灰石専用車で初の35トン車。製鉄所などで使用されている産業用車両に似た流し板付側開きホッパ車となった。

8014(特別編39)
昭和42年汽車東京製。

●ホキ8500形 35トン積

  こちらは「セキタイプ」の側開き形ホッパ車。ホキ4200形の車体長・幅を拡大して35トン積とした。

8500
昭和42年11月若松製の初期形で、妻板が山形になっている。
8527
昭和49年3月若松製の後期形で、ホキ2500形の影響を受け設計変更された。

●ホキ34200形 28トン積
 輸送中の粉塵防止のため、ホキ4200形にアルミ製の屋根を追加したもの。屋根の分だけ荷重が減り、28トン積となった。
34230(特別編22)
昭和53年日車改造で、本形式のトップナンバー。

■石炭専用車
●ホサ8100形 23トン積

 ホキ8100形37トン積石灰石専用車を昭和58年頃に専用種別変更のため改造したもの。改造点は軽微。

  8117(特別編264) 昭和49年日車製のホキ8100形8117を改造。

●ホキ10000形 35トン積

  第二次オイルショック対策のエネルギー転換用として、昭和55〜56年に輸入炭輸送用として272両新製された。

  10254(特別編492) 昭和56年富士重製、電気化学工業KK所有のグループ。

 


■砕石専用車
●ホキ9500形 35トン積

 成田空港建設用の砕石輸送用に昭和4546年に各社で193両製作。輸送終了後国鉄が買上げる予定だったため、ホキ2500形のデッドコピーとして登場。塗色も赤3号。なお平成期にJR車の私有貨車化版がある。

  9500(特別編373) 昭和45年日車本店製。


■焼結鉱専用車
●ホキ5300形 30トン積

 製鉄原料の焼結鉱を高温下で輸送する「変な」貨車。鶴見線の浜川崎〜浅野間で運用されていた。

  5300(特別編352) 昭和36年日車本店製。


030506作成、030810ホキ5215二代追加、030920ホキ8527追加、040522ホキ10254追加、041206ホキ7200追加、050720ホキ4214追加。