吉岡心平のマーク

ホキ4100二代形4131

私有貨車

 形式
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▲ホキ4050形
ホキ4200形

 番号
ロット表


 ページ
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特別編742
特別編744

●積荷
●構造

入口


 ホキ4100二代形と言われてもピンと来ないが、要するにホキ3100形のことで、昭和38年のホッパ車改番以前は、35トン積セメント専用ホッパ車として、未来を嘱望される形式であった。

 ホキ4131は昭和37年11月日車支店製で、ホキ4128〜4137の10両ロットの一員である。

 エアスライドホッパ車と言うと東洋工機を思い出すが、実は日車支店製の同種ホッパ車もその歴史は古い。なかでも秩父鉄道/秩父セメント向のホキ1000形は一見ホキ3500形とそっくりだが、実態はエアスライド荷役装置を持ち、以降秩父セメント向のホッパ車にはこの構造が連綿として採

用されている。

 設計比重は1.17・ホッパ容積は30mであった。
 普通鋼製の車体は長さ7,900mmで、台枠長さは9,600mm・BC間距離は6,800mmであった。写真では判り難いが落成時の吐出口は下出しで、昭和41〜42年にかけて側出しに改造されている。

 所有者は秩父セメントKK・常備駅は武州原谷であった。昭和38年7月にホキ3100形3131に改番された。昭和54年10月三ヶ尻駅常備となり、昭和60年10月に廃車となった。


●類似形式 ホキ3500形3720(特別編679) ホキ4100初代形の末裔


【特別編743】070118作成R4A、070121本文修正、071010R4A2、081025ロット表R3追加。


ホキ4100形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
4100〜4102 S3610 東洋   小野田セメントKK
4103〜4107 S3702〜3703 東洋 日立セメントKK
4108〜4117 S3705〜3706 東洋 秩父セメントKK
4118〜4127 S3710 (車籍編入) 秩父ホキ1200形 秩父 秩父セメントKK
4128〜4137 S3711 日車支店   秩父セメントKK
4138〜4147 S3801 日車支店 秩父セメントKK

ホキ4100二代形4131の写真

【写真1743】 ホキ4100二代形4131 P:吉岡心平所蔵