吉岡心平のマーク

タキ21600形21607

私有貨車

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タキ21350形
タキ21700形

 番号
ロット表

タキ21605

 ページ
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特別編783
特別編785

構造
●構造

入口


 タキ21600形は製造時期により35系・17系・38系の3タイプに別けられるが、今回は最後に製作された38系の例を取り上げよう。

 タキ21607は21615迄の9両ロットとして昭和53年4月富士重で製作された。

 基本設計は上記したように38系のプラクティスを採用した。
 設計比重は1.58で、タンク容積は22.1mだが、本車の場合は荷卸し時に注水するため、この水の容積を考慮した設計となっている。
 タンク体は耐食性のあるステンレス鋼製で、直径は両端1,850mm・中央2,300mm、長さは

9,140mmであった。
 荷役装置は従来と同様に、温水注入によりスラリー状とした積荷を、中央底部にある吐出管から取り卸す方式で、タンク上部には四角形の掃除口があった。
 台枠は38系特有の中梁省略形で、長さは10,400mm・BC間距離は7,000mmであった。ブレーキはKSD180−254×200形積空+手、台車はTR225であった。

 所有者は保土谷化学工業KK・常備駅は郡山であった。港南や福川にあったストックポイントへの輸送に使用され、車歴上では現存していることになっているが・・さて、その実態は如何に。


■主要諸元
製造年   昭和53年4月
製造所   富士重
設計比重 1.58
タンク容積 22.1m3
●上廻り
タンク形態 魚腹(F3)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 1,850mm
タンク中央直径 2,300mm
タンク長さ 9,140mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し注水式
●下廻り
台枠形式   35系変形
長さ      10,400mm
BC間距離  7,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR225形

タキ21600形21607の写真

【写真1784】 タキ21600形21607 昭和57年7月31日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平


【特別編784】070524作成R4BX、070724R4BX3、080115R4B、130805諸元追加+R4C。