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ホキ4200形4214 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
▲ホキ4100ニ代形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
ホキ4200形は30トン積石灰石専用車で、昭和34〜42年に128両が製作された。所有者と運用線区により2グループに大別されるのは既に述べたが、今回取り上げたのは、奥多摩地区にいたグループの変形車である。 奥多摩地区の石灰石輸送車は、私鉄時代に製作され、国鉄買収でセキ4000・セサフ1形となったホッパ車達に遡る。その後の増備は、国鉄がセキを改造したホキを投入した。このような場合、セキのまま代用するのが通例だが、奥多摩の場合は私鉄時代の積込ホッパ高さが低かったため、車体を切り詰めざるを得なかったようである。 このような経緯から、本形式の外観・構造はホキ400形類似となった。折角の新車なのに石灰石に最適化した設計としなかった裏には、こうした事 |
情があったのである。とは言え、主要部分は戦後製のセキ3000形同様として近代化したのは、勿論であった。 ホキ4214は昭和34年5月新潟で4210〜14の5両ロットとして製作された。 さて、変形車の種明かしだが、側扉を良くご覧頂きたい。下端がアングル材でなく、Z字形のプレス材となっている。これは側扉の変形による積荷漏洩を防止するため、長手方向の強度を増すべく昭和26年製セキ3000形で試行された形を採用したものだが、更に驚くべきことは、側扉の縦桟もアングル材からチャンネル材に強化されている。 所有者は奥多摩工業KK・常備駅は氷川であった。昭和46年に駅名は奥多摩に改称された。 |
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【写真1608】 ホキ4200形4214 昭和51年5月15日 拝島駅にて P:吉岡心平
側扉の下端と縦桟をよく見てね。